インナーチャイルドを理解するまで

現在40代後半、鬱になり、自分を見つめ直すきっかけ、生き直しをしようと決意しました。

 

 

それでここ数年、自分の心の問題に取り組んできました。

 

セラピーにも通い、セッションも受け、自分の中の怒りや悲しみに向き合い続けてきました。

 

まだ、自分の中で完全に問題が消えてなくなった訳ではないのですが

 

体に出ていた感覚や、対人関係での受け止め方が以前とは随分と楽になってきました。

 

このblogでは、過去の私(のような人)に向けて、自分を救う為に必要だったことを伝えていく文章を綴りたいと思います。

 

過去の私は、いつも生きづらく、人目が気になり、怒りを隠し待ち、けれど良い人のように振る舞わないと居場所がなくなってしまう恐怖から、いつもニコニコして、人から離れるとドッと疲れて、家に帰ると眠りこけて、なんとか家事をして仕事に行き、何のために自分は生きているのかと思いながら、夫は身勝手で夫婦仲は不安定でカサンドラ状態、子供は病気や不登校、不安を隠しながら、毎日が過ぎていく、生きているだけで精一杯でした。

 

30代の半ば頃から身体の感覚の中では、朝、目が覚めた時に必ずみぞおちあたりに鉛の塊のような重みをずっしり感じて、本当に何か物質があるのではないかと疑ってしまうほど、重く苦しい感じを抱えていました。

 

けれど、その身体の中にある鉛のようなものは一体なんなのか、分かりようがなくて、本当にあるわけでは無いのはわかるけど、気が重い時みたいに、体に存在するのです。

 

薄々、心からくる苦しみが形になって自分の中に物質みたいに感じてしまうくらい幅を効かせてしまっているという感覚はありました。

 

この不快なみぞおちの塊が、目覚めてすぐに自分の中にあるのを分かると、とても不安でした。

 

このblogを読んでいる方の中にも胸の辺りに何か違和感があって、なんなのか分からないけれど、すごく不快で違和感、怖い!と感じていらっしゃる方がいるかもしれません。

 

病気なのか、それとも、鬱の症状なのか、何にしろ不安になるような感覚だと思います。

 

今は、目が覚めて、身体の中にある、訴えが何なのか、自分でわかるように少しずつなってきました。

 

以前から比べるとほぼ無いに等しいと言っても過言では無いほど、もう塊自体は消えました。

 

ただ、朝起きて、未解決の感情が浮上しやすくなって、朝起きて目が覚めるまで布団の中で

悲しい、寂しい、不安、などそれぞれ、過去の自分が気がついて欲しいという感情が浮き上がってくるようになりました。

 

例えば、悲しい、だとしたら、なんでかは分からないけど、なんだか悲しい、なんで悲しいのかなって、自分で自分に問いかけるのです。

 

どんな感情が潜んでいたのか、ゆっくり自分で対話しながら、自分の身体の中に残っている感覚が、私に何を訴えているのかを探っていけるようになってから、たくさん自分が言いたかったことがあったのだなと分かるようになりました。

 

 

その日にすぐにその寂しさや悲しさが訴えてきた、何に対して悲しいのか、何が私をそんな気持ちにさせているのか、どこに原因あるの?とか分かる訳ではないのですが

 

ゆっくり自分の中に意識を向けることで、少しずつ、言葉が出てきたり、何かを思い出して泣いたら、はたまたすごく悔しくなったり、情けなくなったり、怒りを出したり

 

そうやって自分に寄り添っていくことで、ゆっくり、自分の中の小さな自分に寄り添い、言いたかったのに言えなかったことを聞いてあげ、抱きしめたり、悲しかったねって受け止めたり

 

とにかく自分が自分を癒すということをしてきました。

 

この対話というのは、自分の中にいるインナーチャイルドのことなのですが、自分のインナーチャイルドを自分で受け入れる事が、本当に私にとって難しく、今でもすごく根気のいることなのですが、ただ、本当に一番大切なことだったのです。

 

心理学の講座でインナーチャイルドを学びましたが、私は目の前にインナーチャイルドを出して癒すというやり方が、どうしても自分に合わなくて

自分の内側に居るままインナーチャイルドをしています。

 

この文章では、

は?

目の前にインナーチャイルドを出す?

内側にいるまま癒す?

どういうこと?

 

ってなりますよね?

 

習った時は、実際にセラピストさんが目の前にいて一緒に取り組んでくれたから、目の前にわたしの子供時代のボロボロになったインナーチャイルドが現れました。

 

すごくボロボロすぎて、悲しくなって泣きました。

 

多くの方はインナーチャイルドできるみたいなのですが、自宅に帰ってからインナーチャイルドに取り組んでも

 

ちっとも出てこないばかりか

わたしの理想のようなインナーチャイルドが出てきて

ちっとも癒しにならなかったのです。

 

インナーチャイルドが出来ない

みんなみたいにできてない自分を責めて

 

なんのために私はこの心理学の講座にまで足を運んでるのに、どうして私は出来ないんだろうって悩んでました。

 

インナーチャイルドというものを習って、うまく自分には出来ないと悩んでる私みたいな方がもしかしたら、このblogを読んでくださっていたとしたら言いたいのです。

 

大丈夫なんです。

 

やり方は自分が、寄り添えているとだけ感じられる瞬間が少しでもあればそれで良いと。

 

自分が子供の自分になって思う存分に泣けて、そのあと、本当にその悲しみに共感して、辛かったよね、そりゃ辛いよ。頑張ってきたね、悲しいよねって言いたくなるくらいちゃんと自分の悲しみに寄り添えて、それを自分が味方でいてあげれてる。

 

そんな感覚にさえなれたら、スタイルはどんなスタイルであっても良いのです。

 

 

ただ一心に、自分が自分を助けるって覚悟して、取り組むだけなんです。

 

インナーチャイルドって難しくて敷居の高いものって私は思っていたんですけど、

 

癒していくうちに、自分が変化していく感覚を感じる事が出来ます。

 

すごく自分を思って泣いた次の日は、大きな胸の支えが取れて、ホッとしていたり

 

ちゃんと自分が自分を守ろうという意識が芽生えることで、理不尽な扱いや、自分のことを粗末に扱う人間に対してNOが言えるようになってきたり

 

変化は少しずつですが、確実に出てきます。

 

自分を大切にする!という気持ちが少しずつではありますが、ゆっくりと自分で育てて行っています。

 

だから、このblogを見つけて、私のように不安で仕方ない人、怒りを持っているのに、この怒りはなんなのかよく分からないまま過ごしている人、長く苦しい道に迷い込んでしまったみたいで、嫌なのに、どうしたらいいのか分からない人

 

そんな私みたいな人でも、自分の心に向き合って行ったら、少し希望が持てるかもしれないって思って欲しいです。